iDeCo PRACTICAL GUIDE
iDeCoの商品はどう選ぶ?元本確保型・投資信託・資産配分
iDeCoでは運営管理機関が用意した商品の中から、自分で運用商品と掛金の配分を決めます。個別の商品名から選ぶより、先に「どれくらい価格変動を許容するか」を決める方が整理しやすくなります。
商品名より先に「資産配分」を決める
- iDeCoの商品は大きく元本確保商品と投資信託に分かれる。
- 投資信託は国内外株式・債券・バランス型などに分かれ、リスク・リターンが異なる。
- 長期の運用では信託報酬など継続コストも確認する。
- 運用商品を選ばず放置すると、金融機関によっては一定期間後に「指定運用方法」が自動適用される。
- 選んだ運用商品・配分は原則として変更できるため、定期的に確認する。
iDeCoの商品は大きく2種類
元本確保商品
定期預金や保険商品など。原則として元本が確保されますが、低金利時には利息を手数料が上回る場合があります。
投資信託
株式・債券等へ投資し、価格が変動します。元本割れの可能性がある一方、長期的な成長を取り込む選択肢になります。
商品を選ぶ前に資産配分を決める
iDeCo公式は、まず元本確保商品と投資信託をどう配分するか、その後に投資信託の中で国内株式・国内債券・外国株式・外国債券などへどう配分するかを考える方法を示しています。
商品を選ばず放置するとどうなる?
iDeCoは原則として自分で運用商品を選ぶ制度です。ただし、運営管理機関が「指定運用方法」を設定している場合、加入後最初の掛金納付から3か月以上の特定期間と、その後2週間以上の猶予期間を経ても商品を選ばないと、指定運用方法を選択したものとみなされ、その商品が購入されます。
指定運用方法を設定していない運営管理機関では、加入時に運用指図が必要です。指定運用方法が適用された後でも、配分変更やスイッチングは可能です。
投資信託で見るポイント
- 投資対象:国内/海外、株式/債券、バランス型など
- 運用方法:指数連動型(パッシブ)かアクティブ型か
- 信託報酬:長期間継続して差し引かれる費用
- 値動き:自分が許容できる下落幅か
- 目論見書:投資対象・リスク・費用を確認
受取までの期間で考え方は変わる
受取まで長いほど価格変動から回復する時間を取りやすい一方、受取時期が近い場合は大きな値下がりの影響を受ける期間が短くなります。年齢だけでなく「何歳から受け取る予定か」も含めて資産配分を考えます。
iDeCoは何歳から受け取る?で受給開始可能年齢を確認できます。
一度選んだら終わりではない
運用商品は原則として変更できます。毎日の値動きで頻繁に変更するのではなく、年1回程度、自分の年齢・受取までの期間・資産配分が当初方針から大きくずれていないか確認する方法が考えられます。
金融機関選びにも商品ラインアップが効く
iDeCoは金融機関ごとに取り扱う商品・サービス・運営管理機関手数料が異なります。口座開設前なら、商品ラインアップとiDeCoの手数料をセットで比較します。
NEXT STEP
掛金を見直すなら、上限→家計の順で確認
手続きや運用方針を確認したあとに掛金を変える場合は、まず制度上限を確認し、その後に生活防衛資金や近い支出を踏まえて実際の金額を決めます。
一次情報
制度・税制に関する主要事実は、公的機関・制度実施機関の公開情報で確認しています。
- iDeCo公式「iDeCoをはじめるまでの4つのステップ」元本確保商品・投資信託、金融機関選びの着眼点
- iDeCo公式「はじめてでも、資産配分ができる!」資産配分・分散投資の基本
- iDeCo公式「加入資格・掛金・受取方法等」運用方針を決め、商品・掛金配分を自分で選ぶ仕組み
- iDeCo公式「iDeCoのライブラリ」指定運用方法、3か月以上の特定期間と2週間以上の猶予期間
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制度確認日:2026-10-07
本記事は一般的な制度解説です。勤務先制度・税務・受給条件は本人の状況により異なるため、公式情報や勤務先、必要に応じて専門家へご確認ください。